ロンドン・パリでの愉快な9日間④:DAY3 LONDON

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身体にも胃にも若干の疲れが見え始めた3日目。ハリー・ポッタースタジオツアーに感動しすぎたオタクは、そもそもない語彙力を全て投げ捨てて「やばい」「すごい」「無理」「かわいい」「夢?」を繰り返しスタジオを楽しみます。

ここまでの旅行記まとめ

 

9:10 ホテル発

前日アホみたいに早い時間から動き始めましたが歳も歳なのでこの日はゆっくりめの時間から動き出しました。分刻みのスケジュールを立てておいてなんですが、寝る時間はちゃんと確保したほうがいいです。疲れたままじゃ旅行は楽しめない。

9:30 セント・ポール大聖堂

ゆっくり寝たわりには頭が働いておらず印刷してきたEチケットを見事にホテルに忘れるという失態を犯しました。「でもPDFデータはスマホに入ってる任せろ」と強い心で入口に向かったんですが、「チケットを印刷してこい」と門前払いを食らいました。い~~~~~やEチケットの意味!資源は大切にね!

近くに観光センターがありそこで印刷してくれるというので渋々観光センターに向かったら受付のお姉さんが日本に住んでいた経験があるらしく日本語でお話してくれました。日本語に飢えていたから嬉しい。心温まる。

そして無事にEチケットを印刷して再びセント・ポール大聖堂へ。

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うわ~~~~~~~~~~~美しい!

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どこをきりとっても画になる…。身廊からクワイヤ、祭壇までの一直線がただただ美しいので身廊から全景を見渡しているだけでも十分です。

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祭壇。荘厳華麗。現聖堂は1700年代に完成したものですが、300年経った今もこんなに美しさを保っていられるなんて感動です。美しさにすっかり目を奪われてしまいましたが大聖堂のドームのてっぺんからロンドンの街並みを見下ろすのも目的のひとつだったので、早々にドームへと続く階段を登り始めました。

ただこれが……登らなきゃよかったなって後悔するくらい階段がキツイ。そもそも横幅が人ひとりしか通れないくらい狭いので一度登ったら後戻りが出来ない。そして何より階段長すぎ。前にいる人の速度に合わせて登らなきゃいけないので前の人が速度を落とすと自分もゆっくり登らなきゃで倍キツイ。でも頑張りました。

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外は強風で立っているのがやっとだったけど、頑張って登ってよかった~~~!

10:30 聖バーソロミュー病院

ヨーロッパで最も古い病院。通称・バーツ。

そして!!!!!!!!シャーロック・ホームズのシリーズ一作目「緋色の研究」でシャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソンが初めて出会うのがこのバーツ(内の実験室)!!!!ワトソンはカレッジの卒業生でもあるのよ……。

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アーサー・コナン・ドイルシャーロック・ホームズシリーズを執筆していた頃の建物ではないと分かっているけども……ウッ……無理……最高……。

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せっかく聖バーソロミュー病院まで来たのでBBCドラマ「SHERLOCK」のS2E3でシャーロックが飛び降りた建物まで行き、ジョンの目線で写真を撮っておきました。建物を改修工事していたせいで建物前の赤い電話ボックスがなかったの悲しすぎでした……。

11:30 ハロッズ

わりかし簡単にバスに乗れることが前日に発覚したので聖バーソロミュー病院近くのバス停からバスに乗りハロッズに向かいました。

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絶対に来たかったハロッズ~~~~~!何故来たかったかというとお気に入りの映画「ピーターラビット」に出てくるトーマス・マグレガーがハロッズに勤めているからです!!クリスマス前だからか、それともいつもこうなのかわかりませんがとんでもなく混雑していて歩くのがやっとでした。でもちゃんとおもちゃ売り場も見てきました!!

高級百貨店なので基本的に何でもお高めだけどどうしても欲しかったハロッズブランドの紅茶は無事手にいれました。お高かった。

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ついでに紅茶売り場の前にあったカッフェで優雅にイングリッシュ・ブレックファーストティーを飲んできました。本当に美味しかった…。

14:00 ゴールデンツアーズ・オフィス

時間がかなり巻いていたのですが迷子になる可能性が大いにあったのでとりあえずバスでビクトリア駅まで向かいました。そしたらなんととても見覚えのある場所(予約した時にもらった案内図で見た景色そのまま)に降ろされてものの5分ほどでゴールデンツアーズ・オフィスに到着。

さすがに早すぎるのでオフィスの近くにあったお土産屋さんに立ち寄り、これからスタジオツアーに行くというのにロンドンっぽいパーカー(チューブロゴのパーカーでめちゃくちゃかわいい)を仕入れて更に荷物を増やしました。

買い物を終えたらすることがなくなったので、時間より早めにオフィスに向かいましたが、スタジオツアーに向かうバスは循環バスのようで時間にならないと来ないらしく、陽の当たらない裏通りでバス到着まで凍えながら待機でした。オフィス内での待機は不可なので冬に行く人はギリギリまでバス乗り場の斜め前にある薄暗いちょっと怪しいカッフェでお茶してたほうがいいと思います。(※ただし途中でスタッフがスタジオの入館チケットを配りにくるのでそのタイミングでは代表者だけでも待機が必要。)

到着したバスに乗り込んだあとはスタジオまで連れて行ってくれるので特にすることはありません。なかなか遠くてほぼ予定通り到着まで2時間かかったような気がします。バスの中は暇ではありますが映画(賢者の石)が流れていたのでぼんやり見つつ、途中で寝落ちてしまいました。(安全を考えたら寝落ちたらダメなんですけどね)

17:00 ワーナー・ブラザーズ スタジオ

バスを降りたら歩いて行く人の波に乗ればOKです。入口まで連れて行ってもらえます。

※ちなみにここから写真多めです!!!自身の目で直接スタジオを観たい方は閲覧お控えください!!!!!とは言えスタジオの写真だけで1,000枚あるので厳選に厳選を重ねて(自分的には)最小限におさめたつもりです。

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入口から出迎えがすごい!!!!!チェスの駒だ!!!!!!!!!

中に入ったらエントランスでバスに乗る前に受け取った入館チケットを見せます。その先にはクロークがあるので荷物を抱えていっても安心!パーカーやらハロッズで買った紅茶やらを抱えていたので貴重品が入ったバッグ以外はすべてクロークに預けました。

クロークを抜けた先がいよいよロビーです。

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い~~~~や天井すご。ウクライナ・アイアンベリー種のドラゴンかな?

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私が行ったときはファンタビの衣装がロビーに飾ってありました!!!

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忍びの地図~~~~~~(;;)

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カフェがカエルチョコ仕様なのもかわいい!!!

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ロビーを抜けた先は、いよいよスタジオ内です。手始めに(?)プリベット通りを歩きダーズリー家の中を抜けていきます。(住居侵入。階段下のハリーのお部屋が覗けます!!!!!!!!)

そしてダーズリー家を抜けた先は…

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う、うわ~~~~~~~~~~~~~~~!大広間の扉だ~~~~~!

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ピエルトータム・ロコモーター!(マグルの呪文じゃ動かない)

ここで一旦スタッフの案内を聞いて(英語が分からないので半分聞き流し)、案内が終わると扉が開きます。開いた先はもちろん大広間です!!!!!!!!!!

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大広間がクリスマス仕様なのかわいすぎでは………。寮ごとに少しずつテーブルの上が違うのもすごいし、なんというか全部すごい。やばい。かわいい。かわいい。こんな風にハリー・ポッターの世界を体験出来るなんて夢では???????????

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大広間の片隅にある得点砂時計。スリザリン負けとるやんけ💥💥💥💥💥💥

大広間を抜けた先は、衣装や大道具、小道具などがところ狭しと並んでいます。あれもそれもこれも全部観た~~~~~い、写真に納めた~~~~~~いってなるので正直1m進むのに2分くらい必要です。(全然盛ってません)

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こんなの極限まで近づいて全部観たいに決まってるじゃん?!?!?!?!?!??!

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は~~~~~~~~~~~~~~推しのウィッグ(左)……………

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ボーバトンの制服は映画で観る50000000000000000000000000倍かわいい

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ウッ……私もアズカバンに投獄してくれ……(秒で魂吸われる自信ある)

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ロウェナ・レイブンクローの髪飾り!!!!!!!!!!!こんな近くで観れるなんて夢みたい…いや夢かも…この写真も実は私にしか観えていないのかも………。美しすぎない?????????美術館にあっていいレベルすぎない??????

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校長室にあったこれは……もしや………ダンブルドアの記憶たちでは……

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暖炉からシリウスの顔が浮き上がることはもちろんありませんでした

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神よ……………今日まで私が生きてきたのはこの日のためだったのか…………魔法薬学の教室が目の前に…………そんなことがあっていいのか………生きててよかった……………

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リーマスの魔法のトランクもかわいい……

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ウィーズリーさんのお宅天井低い~~~かわいい~~~~

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WWWだけ似つかわしくないくらいポップなのが寂しい

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こんな感じでほとんどが屋内の展示なんですが、一部外にも(ナイトバス、アーサーの車、ホグワーツの戦いでネビルが爆発させた橋、ダーズリー家など)展示があります。私が外に出たときにはもうすでにあたりが暗かった(というか到着した段階で暗かった)ので、ライトアップされているとは言え細かいところまで観られなかったのが残念でした。ただナイトバスは味があったので昼間に観るか、夜に観るかはそれぞれの好みですね。

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最後になんとなくマンドレイクおいときます。

 

写真は厳選に厳選を重ねて少しだけしか載せていませんが、この他にもホグワーツ特急の中が見学できたり、ボージン・アンド・バークスの品物やクィディッチの物品、グリフィンドールの男子寮、たくさんのキャストの衣装が展示されていたり、余すところなく全てが見どころです。ハリー・ポッターファンは絶対に行ったほうがいい。スタジオ内にいるだけで生きててよかったって思える。

ちなみにバスで行くスタジオツアーは(VELTRAには)見学時間が3.5時間と4.5時間の2種類があって、口コミを見る限り「4.5時間で行ったら時間を持て余した」「3.5時間で行くのがおすすめ」という意見が多かったので、今回3.5時間を選びました。

でもこの選択間違いでした。ハリー・ポッターファンはたぶん丸1日いられる。おかげさまで私は時間がなくて最後のほうは競歩で展示を観るしかなく、お土産コーナーやロビーにあったカフェにももちろん立ち寄ることが出来ませんでした。悔しい!!!3.5時間じゃ足りない!!!

も~~~~~~~~~~~~!VELTRAに口コミ書いた人たちさてはハリー・ポッターファンじゃないな?!?!?!?!?!?!?私はあと1時間あってもまわりきれる自信ないぞ?!?!

 

そんなこんなで20:30にスタジオのバス乗り場にやってきたお迎えのバスに泣く泣く乗り込み帰りました。ちなみに帰りはゴールデンツアーズ・オフィスのみの下車のはずが、ベイカー駅でも降ろしてくれるというのでベイカー駅で降ろしてもらいました。ヤッタネ!

 

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ロンドン・パリでの愉快な9日間③:DAY2 LONDON

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部屋が雨漏りするという事件もあったけど、部屋を移動してからは移動の疲れもあってかぐっすり。旅行らしさ溢れるロンドン2日目。欲望にまみれたオタクは早朝から動き出す。

ここまでの旅行記まとめ

 

7:00 ホテル発

オタクの朝は早い。

前日にフロントスタッフがつけてくれた朝食を食べ(あまり美味しくなかった)、陽もあがらないうちに出発。出発時間まちがえたんちゃうか?!っていうくらい外は真っ暗だし、人もいない。1日の大半が昼間みたいな明るさの夏のヨーロッパにしか来たことがなかったのでそわそわした。

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これでも明るくなったほう。ホテル出発したときはマジで深夜の暗さだった。

7:30 レドンホール・マーケット

この日のスタートは「ハリー・ポッターと賢者の石」のロケ地。ハグリッドと出会ったハリーがホグワーツ魔法魔術学校で使う教材を買い出すために魔法界にあるホグズミード村に向かうときの「魔法界への入口」(=漏れ鍋)がこのマーケット内にあるということで、ホテルから徒歩でマーケットへ。

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そう言えばハリーとハグリッドこんなおしゃれな通り歩いてたわ…。

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も、漏れ鍋ーーーーーーッ!映画よりも綺麗で一瞬分からなかったけど確かに漏れ鍋の入口だ~~!

7:50 シェイクスピアズ・グローブ

漏れ鍋の感動を引きずりながら徒歩で向かった先はシェイクスピアズ・グローブ。本当は中に入りたかったけどツアーじゃないと中に入れなくて、でも時間的にツアーに参加していられなくて断念。

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8:15 バラ・マーケット

ここは「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のロケ地。ハリーが乗ったナイトバスの停留所がこのマーケット内にあるらしい。時間がなくて撮影地は探せなかったけどね。雰囲気はとてもよかった。

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8:40 テムズ川沿い

今回のスケジュールでどうしても時間的にいれられなかったのがタワーブリッジとロンドン塔。とは言えせっかくなので遠巻きにでも観ておこうということでバラ・マーケットからテムズ川沿いに向かいフラフラお散歩。

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タワーブリッジ

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ロンドン塔。

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ロンドンと言えば赤い電話ボックス。

9:05 ウエストミンスター

ロンドンブリッジ駅からジュビリー線でウエストミンスター駅まで移動。ここでやっっっっと文明の利器を使える。朝からずっと徒歩移動はつらかった。

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ちなみにウエストミンスター駅のロゴ立体でめちゃくちゃ可愛かった〜。

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駅を出た目の前はもちろんビッグ・ベン!だけど改修工事中すぎてまったく気づかなかった。改修工事している姿はこんな感じ。時計の針が戻ったらどうしよう~~~ゲームに参加している子供は今何人いるんだろ…と思って時計を見ていたけど針が戻ることはなかった(ベイカー街の亡霊観過ぎ)。

9:15 スコットランドヤード

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ウエストミンスター駅に降り立って最初に向かう場所はここしかない!レストレード警部が所属しているスコットランドヤードテムズ川沿いの静かな場所にあって川向こうにはロンドン・アイも見えるし、国会議事堂も近いし、最高の立地。そしてスコットランドヤードの人々と思わしきおじさんたちは愉快に警笛を鳴らして遊んでいる。こんなところにレストレード警部が勤めているのかと思うと胸が踊る。興奮して3mmくらい浮いていたと思う。

9:40 ウエストミンスター寺院

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これがロンドンの世界遺産ウエストミンスター寺院内は写真撮影不可。中に入ると無料の音声ガイドを貸し出してくれて、日本語で案内を聞くことが出来る。教会とは縁遠い生活を送っているから知らないことばかりだけど、礼拝堂は身が引き締まる。ただ、なんというかこう…人様の墓地を見学するって…こう…冬の寒さも相まって始終心臓バクバク(小心者)。

11:00 バッキンガム宮殿

ここも徒歩で移動。本当は交代式が始まる2時間くらい前から待機したかったけどそんな時間もなくぎりぎりに到着。もちろんこの時点で既に人だかりが出来ていてちゃんと観られる感じではなかった。悲しい。

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宮殿前はこんな感じの人だかり。無謀にもこの中に飛び込んでみた。そして交代式が始まる前に周囲全ての出入り口が全て封鎖されてしまい交代式が終わるまでどこにも行けなくなる(お手洗いにも行けない)という事態に見舞われ…。次回はもっと自由のきく場所で観るぞ。

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交代式が始まるまでずっと曇りだったのにいきなりお天気回復!晴天!

12:20 ナショナルギャラリー

バッキンガム宮殿から伸びる道をまっすぐ進み、アドミラルティ・アーチをくぐった先にトラファルガー広場があり、その左側にナショナルギャラリー。トラファルガー広場と言えばドラマ「SHERLOCK」のロケ地でもあるので私のテンションは最高潮!!でもここまで休みなくあるき続けた我らの体力は既に限界でそれどころではなく。広場にあるPRETで軽食をとりがてら一休みしてからナショナルギャラリーへ。

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PRETのレジのおじさん、親切にチョコおまけしてくれた。好き。

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こ、この階段は…もしやシャーロックとジョンが並んでのぼった階段では…?!
 

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我ながらいい写真撮ったな。

ナショナルギャラリーのためにとっていた時間は1時間半。でも1時間半じゃとてもじゃないけどまわりきれなかった。展示は絵画が中心で(個人的には彫刻系より絵画のほうが好きだから)観ているだけでもすごく楽しくて、自分が知らない歴史や文化がとても輝かしくて、次来るときは絶対に4時間くらい時間とろうと思った。

13:50 チャリング・クロス駅

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ナショナルギャラリーの最寄り駅で、ロンドンの中心といえるターミナル駅。そしてシャーロック・ホームズゆかりの地!物語の中で何度も何度も出てくる駅だけど、一番印象深いのはシャーロックが唯一愛した?女性・アイリーン・アドラーが旦那さんと旅立っていくシーンだよね…。物語の中の駅が現存してるの最高すぎでは??好き。

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ほんとにチャリング・クロス駅って書いてある…すごい…本物だ…。

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駅のホームはナショナルギャラリー仕様。かわよ。

14:30 アフタヌーンティー@サンダーソン

本場のアフタヌーンティーは絶対に体験してみたくて、その中で見つけたのがサンダーソンの不思議の国のアリス仕様のアフタヌーンティー「Mad Hatters Afternoon Tea」。事前に予約していたのでわりかし直ぐに案内してもらえたけど、案内された先がなんとテラス席!12月のロンドンでテラス席とか死では???無事凍えた。

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でもかわいい。「Mad Hatters Afternoon Tea」っていうから帽子屋にまつわるお料理が出てくるのかと思ったらそうでもなかった。帽子屋が好き過ぎるオタクとしては少し寂しかったね。

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このソーサー、白ウサギ仕様では…?

肝心の食べ物はスイーツ類が激甘で最後のほうはもはや罰ゲーム状態。周りはめちゃくちゃフォークが進んでいたので私の味覚がおかしいのか?!と不安になったけど隣のアジア系の方は私たちと同様だいぶお残ししていたのでひと安心。全部は食べられないよね。

16:15 大英博物館

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サンダーソンから大英博物館までは徒歩で行ける距離だったから腹ごなしに徒歩移動。暗くなりかけていたけど人が多い地区だったからあまり治安的なことは気にならなかったかなあ。

大英博物館は通常16時?17時?閉館なんだけど毎週金曜は夜間開館していて時間を有意義に使いたくてあえて金曜日に行ってみた。そしたらなんと……日本品の展示コーナーは夜間開館していなかった……これ目当てできたのに……なんてこと……。道を尋ねた館員の人にめちゃくちゃ笑いながら「おわったよ!」って言われた……日本語お上手ですね……。しかたがないのでハリポタに出てくるチェスのもとになってるチェスの駒とロゼッタストーンを観てきた。

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19:00 サウスバンクセンター

大英博物館からホテルは徒歩距離なので一度ホテルに戻って荷物を置いてからクリスマスマーケットを覗きにサウスバンクセンターへ。このとき初めてバスに乗ったけどロンドンのバスはわかりやすい!パリのバスは分からなさ過ぎて乗ったことないけどロンドンは日本と同じような感覚で乗れた。やったね。

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クリスマスマーケットは想像していた以上に「クリスマスのためのマーケット」。ツリー用のオーナメントが売っていたり、クリスマス関連のグッズが売っていたり…。そこに共存するお酒&食の屋台。クリスマスに縁のない(お腹もすいてない)私たちはホットチョコレートを飲む以外なにもすることがなかった。

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メリーゴランドがかわいかった。

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有名なスケートパークらしい。SHERLOCKにもこんな場所出てきたよね??

 

そんな感じで21時前にはホテルに戻り、2日目も無事終了。いよいよ3日目はハリー・ポッターオタク歓喜のスタジオツアー!

 

 

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ロンドン・パリでの愉快な9日間②:DAY1 LONDON

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準備編がやっと終わり、いよいよ渡航。12月のロンドンはさぞ寒いんだろうな~という予想のもと持っていったムートンブーツはまったく日の目を見ることなくお荷物で終わったロンドン旅行。1日目は基本移動ばかり。

ここまでの旅行記まとめ

 

9:00 羽田空港

今回の旅は羽田空港から。搭乗2時間半前に空港についてまずすることはレンタルしたWi-Fiの受け取り。海外に行くときは絶対にイモトのWi-Fiをレンタルすることを忘れない。SIM買えばいいじゃん!ってね。でもそもそもSIMフリースマホでもないし、SIMカード小さすぎていつかなくしそう。そんなリスク背負えない。イモトのWi-Fiは充電の持ちも、使用出来るデータ量も個人的には良い印象。何よりメジャーな地で電波が入らないことがないので信頼している。

Wi-Fiを受け取ったあとはチェックインだけ済ませ、噂の江戸小路を散策。

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12:00 出発

当初11:30出発だったけれども機体調整で30分遅延。

搭乗して最初に感動したのは座席間隔の広さ。国内線よりも広いように感じたけどどうなんだろう?JALの国際線に乗るのは初めてだったから感動した。あと何より日本人向け映像コンテンツの多さよ。さすが日本の航空会社。ありがたい。無駄にファンタスティックビーストを観てしまった(家に円盤ある)。

機内食も美味しかった~!

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日本人シェフ監修のメニューは今まで食べた機内食の中で一番美味しかったし、軽食で出たディーンアンドデルーカのチキンライス?も普通に日本で食べたいレベル。美味しい。自分では普段買わないハーゲンダッツ(ミルク味)も食して機内を満喫。あと何よりJALのキウイジュースはマジで美味しい。JALに乗る一番の楽しみはキウイジュース。なんでなくなってしまったんや。

15:40 ヒースロー空港

出発が30分遅れたということは、もちろん到着も30分遅れ。これは我々のよくないところなんだけど分刻みでスケジュールをきってしまっているので、到着後の予定に間に合うかヒヤヒヤしながらヒースロー空港を楽しむことなく地下鉄・ピカデリー線の乗り場までスーツケースを引きながら競歩。道中どこかでOyster買わないと!と思っていたら、それまで何もなかった通路にぽつんと佇むOysterの販売機を見つけて即購入。購入時は日本語をセレクト出来るので楽に購入出来た。うれしい。

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チューブのロゴマークに初めて出会い感動したので。

17:30 ホルボーン駅

今回宿泊したホテルの最寄り駅。ほんと〜に便利な駅でした。ピカデリー線とセントラル線の2路線が乗り入れていてどこに行くにも便利。しかも駅を出てからホテルまでの間にスーパー2軒、マック、ケンタッキー、カフェまであって食に関しては困ることなし。そして大英博物館も徒歩圏内。

17:40 Doubletree by Hilton London

ロンドン旅行の拠点。予約したとき確かに「ツインがとれるか分からないけどリクエストはしておく」と言われていたけれど、いや、我々9ヶ月も前から予約しているが?チェックインしたら案の定部屋はダブル。4日間ダブルきついな~ということで、友人がフロントスタッフに詰め寄る勢いで「ほんまにツインないんか??あんなに早く予約したのに??」ってめちゃくちゃ詰め寄ってた。フロントの人もたじたじ。ごめんやで。最後には「明日ツインがあくから明日またフロントに来てくれ、とりあえず朝食つけてあげるから」みたいなことを言われ「絶対やぞ」と約束して、渋々チェックイン。

18:20 ピカデリー・サーカス

長旅から開放されても私たちに休息時間はない。ホテルで着替えたら急いで3駅先のピカデリー・サーカス駅向かう。ピカデリー・サーカス駅っていう名前だけで「ロンドン始まった~!」ってなるね。最高だね。この駅、周辺に劇場が密集しているだけあって、開演近い時間帯に駅についたらしぬ。改札を出るのに何分かかるんだっていうくらい混んでた。人溢れすぎ。ここはもっと時間に余裕をもって行くべき場所。反省。

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うわ~~~!SHERLOCKのオープニングで観たことある~~~!SANYOが広告出していた(?)ビジョンだ~~~!

18:40 ハーマジェスティーズ・シアター

チケットは日本で事前に購入していたから会準についたらTICKET BOXでメールを見せるだけ。あんまり詳しくメールを見られずすぐチケットが出てきたから心配だったけどちゃんと購入した座席だった。劇場内は飲食OKでみんな売店で買ったお酒(とポテチ)を片手に作品を楽しんでいたし、上演中に見やすい席に移動したり(許されるのかは不明)、かなり自由な感じ。あと幕間にスタッフがいきなりアイスクリーム売り始めて何事かと思った(12月)。

ちなみに2階席後方はほとんどステージが観えなくて大変。高くてもいい席とるんだった。

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平日の観劇だったから終演後の夜遅い時間の移動が気がかりだったけど駅周辺は観劇を終えた人たちで夜も賑わっていて安心。ただホテル周辺の治安が気になる場合はタクシー使って移動したほうがいいかも。

1:00 雨漏り発生@ホテル

いざ寝ようと布団に入ったらどこからかポツポツ音がし始めて電気をつけたらなんと雨漏り。友人がフロントに電話をしてくれるも埒が明かず「とりあえず見に来い話はそれからだ」みたいなことを言ってスタッフ待ち。早々に登場したスタッフ、部屋に入った瞬間「Oh my god!」って笑ってて何だか愉快だった。(※無事に別の部屋に移動出来た)

 

以上でロンドン1日目終了。

2日目からも目まぐるしい旅行が続く。

 

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ロンドン・パリでの愉快な9日間①:準備編

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幼い頃にシャーロック・ホームズに憧れ、ハリー・ポッターに心奪われたオタクが約20年の時を経て金に物を言わせ友人を巻き込んで聖地に降り立つ話。

ここまでの旅行記まとめ

渡航を決意してから準備したこと

渡航時期の決定

仕事の合間を縫って行くしかなかったからほとんど候補はなく、消去法で12月(2019年)に決定。消去法で決めたことが後悔に繋がるとも知らず、あの頃の私たちは実に呑気なものであった。観劇予定だった「レ・ミゼラブル」は劇場改修期間中だったし、見学予定だったオックスフォード大学ニューカレッジも休校期間だった。あんなに楽しみにしていた観劇と見学を2つもカットしないといけないなんて!渡航時期はちゃんと考えたほうがいい。

H●Sに駆け込み航空券確保

時期が決まったら早速H●Sへ駆け込む。何故H●Sなのかというと、単純に私が海外旅行のときに毎度お世話になっているから。それだけ。ネットより割高だけどお金で安心と保証を買っていると思ったら安いもんだよ。ただ今回はあまりにも早く駆け込みすぎたようで店員さんに「3ヶ月後に出直してこい」と一蹴された。渡航予定の1年前に駆け込んでもどうにもならないのか、勉強勉強。

そして店員さんの言いつけ通り渡航9ヶ月前にまたH●Sに駆け込み直すも、このときも「全然情報出てない」と言われ「3ヶ月後に出直せってそっちが言ったのに??」と思いながらも、出てる範囲で安い便をチョイス。その結果、往路ともにJALの直行便。JAL?!いや嘘だろ。JAL以上に安い便あるだろ。9ヶ月前に決めたからだめだったのか?

ついでに今回ロンドン→パリ、パリ→ロンドンどっちの順で渡航するか迷ったけど、「ロンドンから出国すると出国税高いよ」というアドバイスをもらったのでロンドン→パリに決定。

行きたい場所と営業日・営業時間をリスト化せよ

航空券と同時にホテルも予約したい!!!と言ったら「3ヶ月後に出直せ!!!」と初回にH●Sに駆け込んだときとまったく同じことを言われたので、ホテルのことはおいといてまずはお互いが行きたい場所を個々にリストアップすることに。それぞれが自由に行きたいところを持ち寄って、ゴロゴロ出来る施設に集まってひとつの行きたい場所リストにしていく作業。これが…本当に大変で…。後から行きたい場所がどんどん出てくるためにこの作業を2~3回繰り返す羽目になって鬱だった。

おおよそのスケジュールを決めよ

まず我々の場合、ロンドン→パリという順で巡ることは航空券をとった時点で決めていたものの、ロンドンに何日滞在して、パリに何日滞在するのかを決めていなかった。もちろんロンドンメインの旅行だからロンドンに多く滞在したいという気持ちではあるけど、パリも思いの外行きたい場所が多くて「ロンドン5泊・パリ2泊」か「ロンドン4泊・パリ3泊」かで結構悩んだ。結論「ロンドン4泊・パリ3泊」にしたけど、どうせだったら8泊10日すればよかったなって感じ。ロンドン4日は短すぎた。むしろ1年くらいロンドンに住みたかった。

ちなみにスケジュール組みはパズル。営業日・営業時間と場所を考慮して「この感じなら全部まわれるのでは?」みたいなアバウトなスケジュール組みを4~5回繰り返し、私たちの7泊9日のおおよそのスケジュールを下記に決定。

1日目:移動&オペラ座の怪人観劇

2日目:ロンドン市内の主要箇所観光

3日目:ハロッズハリー・ポッタースタジオツアー

4日目:オックスフォード観光

5日目:市街でオタクの趣味巡り&パリへの移動

6日目:パリ市内観光

7日目:ヴェルサイユ宮殿ルーヴル美術館見学

8日目:オペラ座見学&移動

ホテルは半年前からじゃないと予約がとれない?!

そうなの?って感じだけどそう言われたので渡航6ヶ月前に再度H●Sに駆け込む。何度H●Sに行けばええんや~~~!と思ったけど早くから駆け込んでしまった私たちが悪い。ちなみにホテルは「治安が良い」「便が良い」「それなりのクラス」という希望で探してもらって、出てきたホテルの場所と口コミ(日本人の口コミ)をその場で片っ端から調べる。駆け込んだその日中にホテルを決めたいという強い意思があったので、あのときはすごい速度で口コミを読んだね。

ホテルの優先度に関しては「治安の良さ」>「口コミ」>「H●Sさんの評価」>「知名度」>「便の良さ」。今回どれもわりかし均等によかったので担当さんには感謝しかない。

スケジュールを確定せよ!

ここでやっと出てくるのが全人類にとっての強い味方Google MAP。アバウトに組んだスケジュールをもとに、スケジュールを確定させていく作業が始まる。方法は簡単。まず全行程の営業日・営業時間に誤りがないか再確認。次にGoogle MAPを使い移動手段・移動にかかる時間を調べる。そのあとに移動に少しの余裕をみながら1日のスケジュールを仮組み。最後にちゃんと電車・バスの時間を調べてスケジュール確定!(ただこの作業が一番めんどくさい)

そして確定したスケジュールは「行程さん」という超超超神ツールを使ってしおりに落とすが……………なんと…なんと…いま調べたら行程さんサービス終了してる…………嘘…………そんなことって………。

買い出しから旅行は始まっている

旅行を楽しみにしながらの買い出しってなんであんなに楽しいんだろうね!買い出ししてるときが一番楽しい説まである。買い出すものは仕事で海外へ行くときと特に変わらず基本旅行サイトに書いてあるものと同じ。個人的な必需品は

  • お水とお茶(500mlペット)
  • 硬質ケース
  • リセッシュ
  • 服の下に忍ばせる肩掛けのミニポーチ
  • タコ足配線(2本)
  • 割り箸

かな。お水とお茶を日本から持っていく理由は私が単純に麦茶を好んで飲む、硬水でお腹を壊しがちヒューマンだから。海外に行くときは必ず500mlペットボトルを渡航日数+2本持っていくようにしている。

硬質ケースはオタクなんでないと生きていけない。収集癖のあるオタクはチケット1枚、館内図1枚折らずに持ち帰りたいという強い意思をもって旅行する。なので硬質クリアファイルは国内外どちらの旅行もマストの持ち物。

ミニポーチはパスポートが入るサイズの本当に小さいもの。パスポートや予備の現金・クレジットカードを洋服の下で肌身離さず持ち歩くために使うだけなので。(万が一窃盗にあったときのため。カバンの中のものを渡してもポーチだけは身ぐるみ剥がされなければ無事かなって。)

あと毎回念のため持っていくんだけど毎回いらなかったなあ…と思うものは日本食。なんだかんだ現地の食べ物で間に合ってしまっている。でもこればっかりは行ってみないと分かんないから困る。

予約出来るものは国内で全て予約する

Eチケットが事前取得出来るところと電車関係は日本で全部おさえておいた。

このあたりかな。ウエストミンスター寺院、サンダーソン、ボドリアン図書館ツアー、ユーロスターは直接公式サイトから購入(予約)。オペラ座の怪人セント・ポール大聖堂、パリ・ミュージアムパスは日本語対応サイトから購入。ハリー・ポッターのスタジオツアーは海外旅行時の強い味方VELRTAで申し込み。オックスフォードまでのきっぷはOmioという便利アプリで購入。世の中便利だな~。

最終確認!ルートを覚えよ!

海外旅行時はやっておいて損はない、Google MAPストリートビューでの疑似旅行!自分が旅行中どのルートを通るのか知っておくと心が軽くなる。あと迷子になりにくい。現地についたとき「このビル見覚えある。右折だな。」ってなるから安心度が違う。マメだねって言われるけど「知っている」こと以上に強いことはないことを知っているし、現地であたふたして嫌な思い出にするくらいなら出来る限りのことをしていきたい。

 

これで私がする渡航準備は以上。

文字量的に旅行記書き終わったくらいの気分だけどまだ渡航すらしてない。おかしい。とりあえず次回から現地のレポを残していくけど、これを書き終えるまでにすでに2週間を費やしているから7泊9日の現地レポがいつ終わるのか…。

 

記事リンク

 

愛すべき「千葉」

先日ふと「死神の精度」という作品のことを思い出した。2005年に発売された伊坂幸太郎先生の作品。

 

www.e-hon.ne.jp

 

「死神の精度」に出会ったきっかけは覚えていないけど、この作品は私にとって衝撃的な作品だった。明確にこのシーンが、この台詞が衝撃的だった!というわけではないけど、読み終えたあとに感じた「悔しさ」と「幸せ」が衝撃的だった。読みながら見送りを願った命は「可」と判断されたし、最後に欲しかった「あともう少し」は描かれることなく読者に委ねられる。それが悔しかった。最後まで先生が考えた正解の言葉がほしかった。その先を自分で想像しなくてはいけない、読者の分だけストーリーがある。それが悔しかった。私は先生が選んだ「正解」を最後まで知りたかった。だから読み終わったあと「悔しい」と感じた。

それと同時に、「死神の精度」から始まったストーリーが「死神対老女」で終わったとき幸せも感じた。ミュージックを愛した死神・千葉が「死神の精度」でくだした「見送り」という答えが、正解だったのか不正解だったのかはわからない。それは物語の中で生きた一恵だけが知ること。見送られて幸せだったかもしれないし、可と判断されたほうが幸せだったかもしれない。そんな一恵の人生の一部を、長い月日が経った後に千葉が見つける。一度見送った命が生み出した作品に出会った千葉がどんなことを思ったのかはわからないが、そもそもこうして見送った命のその後に千葉が出会ったこと、その仕事を千葉が思い出したことに幸せを感じた。悔しさも感じる作品だったけど、最後の最後でこれもよかったなって。

 

活字を読むことが楽しいと改めて感じた作品だったなあ、っていうのを思い出して久しぶりに読み返し、あのときと同じことを思ったのでなんとなくブログに残してみた。活字ってほんと楽しい。最近漫画ばっかりだったから小説ももっと読まなきゃなあ。

憩い部ツアーによせて

4月1日に気持ち悪いブログ(現在非公開)を書いた通り、青春時代に出会い、干支一周以上の時間をかけて追いかけてきた本命バンドが解散した。あれからもう6ヶ月。時間が経つの早すぎでは?私の心、いまだ元の形が思い出せないくらいベコベコだけど。とは言え、時間は止まってくれず、憩い部ツアーも終わってしまったのでとりあえず自分のメモとして憩い部ツアーの感想を残しておく。

 

前回の大阪・東京の憩い部ライブは結局最後の最後までチケットが手に入らず私の中では存在しなかった公演ということになっている。自分本位な人間なので自分が行けなかった公演には正直興味ない。ただ連続してチケットが手に入らないという事態だけは避けなければならなかった。金ならいくらでも用意する!状態なのにチケットが手に入らないなんて拷問でしかない。ということで先行の時点でスケジュール的に行ける公演は全部入れた。

 

 

そしたら、仙台だけ当たった。

 

 

この世は地獄。周りはことごとく東京公演当選しているのに私だけこの仕打ち。東京の応募多すぎ問題か。確かにどこでも行くつもりだったけど私の目的はライブだけじゃない。大好きなジャンナーにだって会いたい!東京公演には何が何でも絶対行く!見てろよ!と半ばキレ気味で一般発売日に早起きをして久しぶりにチケット戦争に参加。そして勝ち取ったBチケ。Bチケなんて久しぶりに見た。イープラスありがと~!一般発売でチケットをわりかしご用意してくれるイープラスのこと全力で愛してる。

 

ということで今回のツアーは2公演に参加。かと言ってレポを分ける気はないので、自分用に適当に書く。そもそも記憶力に自信ないおばさんだからこれは東京だったかな…仙台だったかな…とかそういうレベル。生きていれば記憶力は衰えていくものである。しかたがない。 

 


早速だけど「夢幻花」スタートってどんな選曲??突然すぎて「この曲聴き覚えある…たぶん…ある…なんの曲だっけ…」って混乱したし、曲名思い出した瞬間なぜか悲しくなって泣きそうだった。こんな感じでライブが進んでいくとしたらライブが終わる頃には死んでしまうのでは?と本気で心配になった。

 

でもそのあとの準備運動曲(「welcome to 憩い部」?)がなかなかにギャグみたいな曲だったので助かった。みんなの半笑い\緊張してます!/コールめちゃくちゃ可愛かった〜〜〜〜。おじさんたちみんなかわいい。そんな中でも群を抜いてかわいいkiyoさん。守りたい、そのキュートな笑顔。

それにしてもヘドバンも拳もある準備運動曲、ライブにほぼ参加しなくなっていたオバンギャにも優しくていいね。クエン酸も入れていったけどまさかライブ中に準備運動させてくれるなんて。気遣いがすごい。ファンの年齢をよく理解されていらっしゃる。

 

今回のツアーはライブの構成自体は前回と同じらしいけど、そもそも前回の情報を何も入れていかなかったから無知な状態で新鮮にワーキャーしてた。が、ジャンヌ曲がところどころに入ってくる構成だということだけは事前に知っておきたかった。なんなら告知しておいてほしかった。「Labyrinth」がきた瞬間嬉しいのかつらいのかよく分かんないけどウッッッッッッッッッてなった。さっきまで安室ちゃんだったじゃん…むり…。しかもそのまま曲が続くんじゃないかって思い始めた頃に本曲に戻る。つらい。いやまあyasuさんボーカルじゃないジャンヌの曲とか聴きたくないんだけどさ。もっというとベースもka-yuさんであってほしかったけど……。それは典二さんがだめだとか、田澤さんがだめだとかそういうことではなくて、むしろこうして憩い部に力を貸してくださる田澤さんや典二さんには感謝しかなくて。ただ私がわがままなだけ。

 

セトリは基本平成の名曲カバーだったんだけど、世代の問題なのかジャンルの問題なのか「この曲だれの曲だろう…」って曲も結構あった。でも田澤さんのお歌が相変わらずめちゃくちゃうまいから知らない曲も聴いてて楽しかった。中でも嵐の「Monster」は最ッッッッッッッッ高にかっこよかった。アレンジがかっこよすぎる。途中まで何の曲か分からなかった。この「Monster」音源でほしい。

 

いきものがかりの「SAKURA」はkiyoさんのキーボードで始まった瞬間「あ、これ絶対「桜」くるやつだな」と察し、その時点からわりかし心が不安定だった。案の定kiyoさんが「桜」演奏したけど…みんなどんな気持ちで聴いてたの…?私瀕死だったよ。ka-yuさんの曲はたくさん素敵な曲があるけど「桜」はその中でも特別で。そんな曲がここで演奏されるなんて泣く以外ないし、終わったあと放心状態だった。本心を言えばここで聴きたくなかったかな。

 

「SAKURA」終わりで幕がおりたときはもうこれ以上心を殴りつけるのやめて………と思ってたけど、お通夜状態を一発で叩き割ってくる田澤さんとkiyoさんの「もののけ姫」は……ほんとに……どうしたの……どんな気持ちで選曲したの……私たちの精神状態どこまでおかしくしたいの……情緒が不安定すぎるよ……。田澤さんお上手だし笑っていいのか微妙だったよ。と思ったら田澤さんの後ろにkiyoちゃんいるし何。田澤さんとkiyoちゃんが背中合わせながらゆっくり半回転し、マイク持って口パクするkiyoさんが表にきたときは「米良さんwwwほんとにwww似てるwww」って笑いしかでなかった。感情忙しすぎない?

 


「誰が米良さんやねん!!!!」(kiyoさん)

 


こっちが聞きたい。誰が米良さんやねん。そのあと何かのきっかけでkiyoさんがいきなりステージ上で眠るっていう流れだったんだけど仙台かなあ…寝る体制が全然決まらないのかずっとモゾモゾしてたのかわいかった。「王子様のキスで目を覚ます」的なノリでshujiさんがkiyoさんにちキスしようとしたとき「youさんのほうがまだマシ」みたいなこと言ってたのもしぬほど笑った。

 

「D.E.B.U」はこの期に及んで何故パワーアップさせたのか分からないけどパワーアップしてたおかげで更に楽しかった~~!「D.E.B.U、でぶ~!」って叫ぶkiyoさん観ながら45歳になってもこの曲を歌ってくれるとは…と思わず感動した。むちむちのおててでマイク持ってめちゃくちゃに叫ぶkiyoさんかわいい〜〜〜〜〜。

 

田澤さんセレクトによる10曲メドレーもなかなかによかったなあ。スピッツの「ロビンソン」、ミスチルの「シーソーゲーム」はビビッときた。「年代がすごく限定的になってしまった」って言ってたけど田澤さんより下の世代でもわかる10曲を選んでくれててちゃんとした人だなって感じた。その中でshujiさんのドラムソロ、youさんのギターソロをリクエストしてくれたのはほんとに……。どうしてファンを泣かせにかかろうとしてくるの……。城ホールのyouさんの映像は泣くしかなかった。あれから14年経ってまさかJanne Da Arcが解散するとは思わなくて、映像の中のライブではyasuさんもka-yuさんもいるのに、いま私の目の前にはyouさんとkiyoさんとshujiさんしかいなくて混乱したし、悲しかったし、つらかったし、ただただ拷問みたいだった。ジャンヌはもう戻ってこないんだって再認識させられて。

 

そのあとのMCはカンペ観ながら3人が横並びになって色々なことを伝えてくれたんだけど、どんな言葉を聞いても解散している事実は変わらないから最初から最後まで聞いているのがただただつらかった。その中でshujiさんがツアー中に泊まってたホテルで「yasuが泣きながら『まっつんにこんなこと言われた』って言ってきたことがあった」「『酔ってて言ってしまったんとちゃう?』って深く考えず言ってしまった」(正確な言葉忘れてしまったから、ニュアンス)って話をしたときに、yasuさんは本当にたくさんのことを抱えながら頑張っていたんだなあって。もっと早くにバンドを手放していてもおかしくなかったのにあの日までバンドを手放さずにいてくれたんだなあって。申し訳ない気持ちがじわじわと溢れてきた。でもいまも思っていることは4月1日のときと変わらないから、だったらなおさら無理やりにでもka-yuさんを良い方向へ歩かせればよかったのでは?と思ってしまう…。私いいファンじゃないからそう思ってしまうんよ。ごめんな。

 

これもカンペ内にあったセリフだから仙台でも東京でも聞いた言葉なんだけどshujiさんがka-yuさんのこと「華のあるベーシストでしょ?」って言ってくれたのが本当に本当に嬉しくて。そうなんだよ!そうなんだよ!!私が人生で初めて憧れた楽器はベースだったんだよね。誰よりもかっこよかったんだよ、ka-yuさんが。ベースを弾くka-yuさんがめちゃくちゃかっこよかったんだよ。ずっと言ってるけど、私にとってka-yuさんはヒーローだった。いまもそう。だからshujiさんがこの言葉を言ってくれたのは嬉しかった。東京では「バンド始めたばっかりの頃、映像を観てベースうまいな~って思った」とも言ってて、世界一最高のリズム隊だなって泣いてしまった。というかなんなら序盤からずっと泣いてる。

 

kiyoさんが「ka-yuのことはいまでも仲間だと思ってる」って話したところ、たぶん会場ごとにエピソード変えてるんだと思うけど、どの会場もka-yuさんとの思い出を話しているっぽくて。仙台では「去年だか一昨年だかに、3日連続で夜中にLINEがきて飯テロされた」。東京では「キーボードを持ってka-yuの家に行たら、階段あがるときに気遣ってキーボード持ってくれた」「闇の月をあなたに…はka-yuが作曲で、そこに僕がメロディをのせて(いやメロディをのせたのはyasuさんだったかな…kiyoさんはお手伝いだったかな…)。クレジットにはka-yuの名前しか載せてなかったら、『名前載せたらええやん』って言われた。確かお昼を食べに行ったあとに。めっちゃ覚えてる。」なんて昔のエピソードを。それ聞いて、同じバンドのメンバーである前に、10代からの友達なんだよなあって。こんな終わり方してほしくなかったけど「いまでも仲間だと思ってる」って言葉の通り、この先も仲間だと思っていてほしいなあって。道は違ってもかけがえのない仲間であってほしいね。

 

そんなMCのあとに「シルビア」。yasuさんorファン以外が歌うのは違うっていう気持ちは嬉しいけど、いやこの話きいた後に歌うのつらくない?涙止まらなさすぎるけど大丈夫?泣きすぎてまったく歌えなくて逆に笑えたんだけど。ちなみに大阪は最後に「Stare」をやったって話だけど、ファンの気持ちに寄り添ってくれるなら、さすがに「Stare」はなくないか?!と思ってしまった。「Stare」で「感動した」って感想書いてる人もいるから正解でも不正解でもあったんだろうけど、感動した人純粋にすごい。心強すぎ。私は「5人じゃない「Stare」は無理」ってなってしまう。今回はyasuさんのボーカルもka-yuさんのベースもないわけで。そんな「Stare」聴きたい人いる?!「Stare」ってそんな簡単な曲だった?!悲しみマシマシだよ。

 

ついでにいうとDAMIJAW「永遠の星座」、Acid Black Cherry「20+∞Century Boys」はいろんな思いがありすぎて私の中では披露されなかったことになってるからこの2曲に関しては触れない。

 

そう言えば、東京は終演後のお見送りなかったね。そこは仙台に行ってよかったな~って思った。いままでもこれからもJanne Da Arcが世界一大好きだって直接伝えたかったからね。とは言え、実際にメンバーを前にしたら涙止まらなさすぎて当たり障りのないことしか言えなかったんだけど。

 

shujiさんには「おつかれさまでした、好きです」って脈絡のないことを言い、kiyoさんはあまりにも可愛すぎたので口がすべって気づいたら「今日も世界一かわいかったです」って言ってた。もうさ~ツイッターにもかいたんだけど笑う瞬間に下を向くkiyoさん世界一かわいくない?!その姿を目の前で拝めてしまって私はもう…かわいいと言うことしか出来ず…。こんなに近くでお会いするのkiyo風呂のブログ本お渡し会以来だけどあの頃から変わらずかわいい…世界一かわいい…。

 

youさんには無事に「これからも世界で一番大好きです」って伝えてこれたのでまあ及第点かな。しかも「嬉しい」「ありがとう」って言ってもらえてむしろこっちが嬉しいしありがとうだよ~~~~~~~~~。泣く。泣いた。そもそも泣いてた。好きだよ。ジャンヌが何よりも誰よりも好きだよ。私を救ってくれた人、大好きをくれた人、人生を変えてくれた人。5人は私の恩人だよ。ありがとう。

 

長くなってしまったし、自分にしか理解出来ないようなレポートになってしまったけど思ったことを書き残したかったのでとりあえずはこの形で終わりにしておこうかな。

憩い部ツアーおつかれさまでした!

通りすがりのオタクの自己紹介

ゆうき

生まれてこのかたずっと人見知りをしながら最低限の人間関係だけを構築し左利きとして生きてきたオタク。ちょっと前に…それなりに前に…オタク歴でも成人を迎えた。最近力を入れていることは断捨離。その歳で?と言われるが長生きする予定もないのでせっせと終活に勤しんでいる。

 

人生のすべて"Janne Da Arc"

気がつけば人生の半分以上、彼らの音楽が寄り添ってくれている。バンドはもう存在しないけれどこの先の人生もずっと彼らの音楽と一緒に生きていきたい。「一生好き」なんて言葉は信用ならないけれど、人生の半分以上好きでいるので、この先も好きでい続ける人生しか考えられない。

 

デビューから永遠に推せる"310さん"

デビューからずっと変わらない推し。何故推すに至ったかは覚えていないけどデビュー作からずっと推し続けている人。永遠に10代だと思っていたのに気づいたら30歳を過ぎていて驚いた。推しも歳をとる。それはそう。でもいい意味でも悪い意味(?)でもあんまり大人感のない人。いつまでも子供の心忘れないでくれよな。

 

ずっと心の栄養源"TEAM NACS"

遠い昔に水曜どうでしょうで大泉さんを知ってから、あれよあれよとTEAM NACSに転がっていき今では子顔寄りの子NACSに。個々は緩くしか追いかけず、NACSの名前を掲げる活動に本気出すタイプ。

 

基本的に自分が好きなものが好きで、好きなときに好きなようにお金を落としていく人。ほんまに推してるんか…?っていうくらい現場に顔出さないこともある。申し訳ない。周りの限られた人以外には永遠にコミュ障を発動しているので、接触と呼ばれるイベントが宇宙一苦手。何か特別なことがない限り、出来れば行きたくない。特別なことがあっても行きたくないから基本接触イベントはやめてほしい。ファンクラブ旅行系は人との関わりが多すぎて論外なので行ったこともない。世界の片隅でひっそりと生きていたい。そんな左利きのオタク。