ロンドン・パリでの愉快な9日間⑦:DAY6 PARIS

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前回書いた通り、到着した瞬間からパリは電車がまったく動いていない状況だったので寝る前に泣く泣くスケジュールの練り直しをしました。悔しい。今回こそ絶対にヴェルサイユ宮殿に行くって決めてたのに。

ちなみに練り直す前の2日目のスケジュールは、電車を存分に駆使してパスティーユ広場→ノートルダム大聖堂→サント・シャペル→パンテオンオルセー美術館→軍事博物館→エッフェル塔凱旋門シャンゼリゼ通りの順で巡り、シャンゼリゼ通り〜レ・アル駅まで歩きながらショッピングをするという、なかなか忙しいスケジュールでした。そんなスケジュールがどのように変更になったのか。てんやわんやのパリ2日目です。

ここまでの旅行記まとめ

 

9:50 ホテル出発

ホテルを出てまず向かう先はオペラ座です。オペラ座はパリ滞在最終日に行くつもりでいたのですが、明確な休業日が調べてもわからなかったのでとりあえずスケジュール通りオペラ座見学出来るかだけ先に確認しに行きました。

10:00 オペラ通り

オペラ座の営業日を確認したあとは、オペラ通りをフラフラしながらオルセー美術館に向かいます。オペラ座近くにあるクッキー屋さん「LA CURE GOURMANDE」でお菓子の量り売りを、書店「Brentano's」で雑貨を買いたかったので、とりあえず往路から荷物増やしました。(どうせホテル近いんだから最終日に買えばよかった)

その後、オペラ通りをひたすら真っ直ぐ進みルーヴル美術館の敷地を抜けてセーヌ川を渡ります。ちなみにこの時間でも道路はまだ渋滞していました。電車動いてないからしかたないよね…。

10:30 オルセー美術館

パリは今回で7回目ですが、何故かいまだかつてオルセー美術館にだけ入ったことがなかったので今回初オルセーです。

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エントランスがドーム状になっていたので、天井近くまで登って上から展示物を眺めてみました。この写真だけ見ると駅舎のようにも見えますね。

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こ、これはルノワールだ~~~~~~~!こんな無知な私でも知っている絵画がたくさんあって本当に心踊りました。「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」はさすがの私でも知ってる。鮮やかで艶やかで100年以上も昔に描かれたとは思えないほど美しい状態で展示されているのすごすぎでは。

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モネの「日傘の女」。ふたつ並んでいるとドキドキしますね。同じ場所に立っていても影のでき方が違ったり、緑の葉の量が違ったり、雲の勢いが違ったり、見比べるのがとても楽しい。俄然「散歩、日傘をさす女性」が観たくなりました。

睡蓮も好きだから個人的にモネの作風が好きなんだと思います。

そのあとも時間に制限はあれど、おさえておきたいものは全部観たいという精神で早足で観てまわりました。館内にはこんなおしゃれなカフェもあったのに、時間がないばかりに立ち寄ることもできず仕舞い。次回に期待したいと思います。

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12:00 パンテオン

本来ならばオルセー美術館のあとはサント・シャペルに行く予定だったのですが不審物でも見つかったのか一時閉鎖されてしまい、いつ再開するかも分からなかったのでとりあえず先にパンテオンに向かいました。

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なんだかんだパンテオンも初めてです。毎回毎回行こうと思ってシテ島を抜けてセーヌ川は渡るんですが、どうしてもその先にある書店「Album Comics」で毎回意味分からないくらい時間を使ってしまうんでパンテオンにまで辿り着かないんですよね。

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パリが歩んできた激動の時代を垣間見ているようです。とは言え詳しく知っているわけでもないので、こういう場所に行くと自分の無知さ加減に呆れて自己嫌悪に陥ります。勉強って大切だな。

13:00 カフェ

戻ってきたあともサント・シャペルはまだ閉館中だったので道対面にあったレストラン「Le Soleil d'Or」で先に昼食をとりました。

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サイズを比較出来るものと一緒に撮影すればよかったんですがあまりの大きさに驚き過ぎてそのまま写真撮ってしまいました。私が知っているホットドッグの大きさじゃないんだよな~。30cm近くあったように思います。しかもたっぷりのチーズ。結局食べ切れず半分で断念しました。

14:00 サント・シャペル

時間適当です。なんだかんだご飯食べたあともゆっくりしたので1時間くらいはカフェにいたような気がします。それまで入場待機で入口にはそれなりに長い列が出来ていたんですが気づいたら列がなくなっていたので重い腰をあげて向かったらいつの間にか開館していました。ただ敷地への入場待機列がなくなったとは言え、敷地内には礼拝堂への入場列が出来ていたので結局入場待ちです。陽が当たらなさすぎて凍えるかと思った。

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やっとの思いで窓口についたらスタッフの人に「ミュージアムパス持ってるなら並ばなくていいんだよ?」的なことを言われ(我々が並んでいたのはチケット購入の列だったらしい)、我々が過ごしたただ凍えただけのこの時間はなんだったんだって感じです。案内出しておいてほしい。

サント・シャペルはステンドグラスの美しさがパリ随一と聞いてはいたものの今まで来れる機会がなく、ここも初めてでした。パリで一番楽しみにしていたのがこのサント・シャペルです。

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え~~~~~~~~~~~~~もう美しい。入ってすぐ美しい。2階の礼拝堂はよく写真でみるので美しいであろうことは想像出来ているのですが、まさか1階からすでに美しいなんて。

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1階は天井もそんなに高くないのでステンドグラスは肉眼でもちゃんと細かなところまで見られました。素敵。なお、この時点ですでに混雑しています。1階でここまで混雑するなんて2階はどうなっているんだ……と思いつつ、螺旋階段を登ります。

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あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~美しい。たくさんの人がいて話し声も聞こえるのにステンドグラスの荘厳な姿が人間の存在を蹴散らしてくれるので十分に集中して見惚れることが出来ます。ステンドグラスには聖書の物語が描かれているということで目を凝らして一枚ずつ見ていくのですが、天井が高すぎて私の視力では半分から上はただただ美しいガラスにしか見えませんでした。双眼鏡持ってくればよかった。

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こんな感じにこまかに物語が刻まれています。

ステンドグラスの解説が入った案内板(硬質ケース入り)がいくつかおいてあるので各ステンドグラスどんな物語を描いているのかは案内板を見たほうがわかりやすいです。ただ数に限りがあるので案内板がないこともあるようです。(日本語はわりかし数が少なかった)

16:00 シャトレ-レ・アル駅

レ・アル駅はショッピングモール「フォーラム・デ・アール」直結なのでちょっとしたお買い物をするのに便利です。MONOPRIXやロクシタンH&M等々、日本でも有名なお店もあってそれだけでも楽しいのですが、個人的には一通りまわってみてほしいですね。地下4階まであるので全てまわると時間はかかりますが、かわいらしい雑貨が売っていたり、日本のゲームが売っていたり(夏に行ったとき何故か店内BGMがシドだった)するので、お土産はだいたいここでどうにかなる印象。いまもあるかわかりませんが、地下4階、駅改札の近くにあるカバン屋さんがなかなかにかわいいカバンを売っているのでおすすめです。

18:00 ホテル

そんなこんなで徒歩で巡るパリ2日目は滞りなく終了。残り1日半のパリもずっと徒歩なので早々にお風呂に入って、休息時間で足を休めつつ就寝です。

いよいよパリも残すところ1.5日。次回「私の足はもう限界だ」もどうぞお楽しみに。

 

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