人生をかけて愛するつもりのバンドが解散して5年が経った話

また今年も4月1日を迎えた。いつもと変わらない1年だったと言えばそうだけど、私が10代20代と過ごしてきた日常よりも確実に鮮やかさを失った時間を過ごしている。いつまで引きずるんだと呆れられるようなことかもしれないけれど、出会った瞬間に人生をかけて愛すると決めたバンドの存在は大きなもので、解散は何年経っても飲み込めないほど大きな衝撃なのだ。

 

そんななかこの1年でライブ活動を再開した人もいて。正直に言えば複雑な気持ちではある。受け入れていいのかどうなのか。会いに行けるときに会いに行かないと後悔するというのは重々承知しているけれどどうしていいか分からず二の足を踏んでいるのが現状。会いに行きたいし、音を聴きに行きたい。でも私が好きだったのは5人が揃った姿で、5人それぞれの色が重なった音だから。

 

すぐに手放せるような存在だったらここまで苦しまなくてもよかったのになあと思ってしまう。でもこれだけ大きな存在だったから私が今まで生きてこられたのも事実。まだしばらくは苦しみながら生きていかないといけないのかな。